日本代表が振り分けられた、Group Cを概観したいと思います。
2026年の北中米大会からアジア枠の拡大に伴い、いままで、Group AとBだけだったのが、Group Cまで増えました。
いままでは、プレーオフも含めると4.5の枠だったのが、8.5に拡大されます。各Group上位、2位以内だと無条件で最終予選突破になります。各Group6ヶ国のHome and Away形式になりますが、3位、4位の順位に入ると来年の10月から11月に各Groupの3位、4位の国別代表で、Groupを2つに分けて戦い、それぞれの1位が本戦出場なります。これが、アジアでのプレーオフです。2つのGroupで2位になった二か国の代表は、そのまま試合を2ヶ国の代表間で行い、FIFAプレーオフ(旧称大陸間プレーオフ)に廻る1ヶ国を決めます。FIFAプレーオフトーナメントは、まだ正確に調べられていません。いわゆる大陸間プレーオフになるので、過酷です。

組み合わせ決定 FIFAワールドカップ26 アジア最終予選(3次予選)|JFA|公益財団法人日本サッカー協会
上記が、Group AからGroup Cまでの組み合わせになります。前回大会と比較したとしても、アジア地域でいままで最終予選にでなかった国別代表も最終予選に出場するようになりました。だからといって、差があるかというと、むつかしい局面もあります。
アジアカップが契機になっていて、アジア地域自体の底上げにはある程度成功をしています。
その代わり、戦術等で少し読み取り方がむつかしい国別代表があるのも事実です。
レギュレーションが変わるということはそういう意味になります。
では、早速、試合内容を振り返りたいと思います。まずは、オーストラリア対バーレーンです。
オーストラリア代表は、Graham James Arnold監督です。ポステコさんの後任の監督ですが、Arnold監督はそれまで、ピッチに対して細長い戦術ブロックを敷く特徴のあったオーストラリア代表を、ピッチに対して正しく布陣を敷く陣容に変更をしています。ボール保持をしたい国別代表になるので、基本的にはボールを廻しながら試合展開をする国別代表です。サイドの高い位置からの攻撃を特徴として持っている国別代表になります。
一方、バーレーン代表はチームスタッフを務められたDragan Talajićさんが監督に昇格をしています。アジアカップで見られたように、陣形はコンパクトですし、あまり攻守の決まり事を事細かに決めている国別代表ではないのですが、一瞬の瞬発力を特徴としている国別代表です。Dragan Talajićさんが監督になってから、戦術ブロックに対して整備をはじめているという段階だと思います。元々コンパクトな布陣なのですが、Talajić監督はピッチに対して正しく戦術ブロックを敷く国別代表にするべく努力をしている最中になります。実際に、後半に入ると選手の立ち位置が大分整理をされます。西地区でもバーレーン代表は特になんですが、こけることをマリーシアと勘違いをしているところがあり、こけて騒ぐんですね、選手が。VARが介入するので簡単にファウルにはならない今大会であることに早く気づいてほしいなと思っています。
リンクを貼ります。Highlightsに関しては、AFCのYouTube.comのチャンネルで確認をとってください。


AFC Asian Qualifiers | Australia – Bahrain (the-afc.com)
AFCのサイトでは工夫もあります。

今季は鹿島サポーターとしては怪我人なので、J1リーグは観ていません。なので町田のDuke選手は代表戦でのプレーのみを観ることになります。途中交代で出てきますが、オーストラリア代表のFWのDuke選手と対峙する最終的なCBのコンビのBenaddi選手とAl Hayam選手でデータを確認することができます。
AFCのサイトができたての頃は、もっと面白くて選手を選ぶと、試合中の軌道が出るという戦術分析にはうってつけのフォーマットがあったのですが。残念ながら、現在はありません。
いろんな工夫をサイトを見る側でできるというのは、とてもいい試みだと思っています。
オーストラリア代表は4-3-3で、バーレーン代表も4-3-3のシステムになります。
注目の選手たち
オーストラリア代表の注目選手ですが。アジアのサッカーフリークであれば、おなじみですが、まずは23番のCraig Goodwin選手ですね。

セットプレーのプレイスキッカーも務めますし、アジリティに関しては素晴らしい選手になります。現在はサウジアラビアのリーグで、Al Wehda FCというクラブに所属をしています。
個人的に、この選手の調子でオーストラリア代表の現在地を図るという選手に、Jackson Irvine選手がいます。現在は、ドイツの1部のFC St. Pauliに所属をしてます。2部から1部にあげたそうです。

一番左のひとです。ポジションは、逆3角形のトリプルボランチの左側でMFを務める選手なのですが、今回は髪の毛をピンクに染めたみたいです。もちろん、Footballに外見は関係なく、ものすごい広いエリアを一人でカバーしきってしまう選手になります。左のWingerのGoodwin選手と、SBのBehich選手が攻守の入れ替えをして、そこに攻守でからんでくるのが、このIrvine選手です。どこからやってくるんだろうという無尽蔵のスタミナを持っています。タフな選手です。
バーレーン代表だと、7番のAli Madan選手です。

数的不利で一人で守備を頑張る選手になります。バーレーン代表の守備陣形は4-4-2になるんですが、その時の4-4-2のシステムで言及すると右のSHの位置で守備をしますが、かなりセンスの高い選手です。守備の能力が非常に高く、相手の出鼻をくじいてしまうという能力の高い選手になります。現在は、UAEのリーグのクラブチームのAjman Clubに所属をしています。布陣でいうと、中盤の3枚の逆三角形のトリプルボランチの右のMFなんですが、攻守に効いてました。いい選手だと思います。
そして、両SBが強力です。特に、17番のVincent Ani Emmanuel選手です。バーレーンとナイジェリアの国籍を持っていて、代表はバーレーン代表を選択しています。バーレーンのリーグのSitra Clubというクラブチームに所属をしているそうです。

右のSBですが、粘り強い守備をします。デュエルもタフですし。周囲とのコミュニケーションも上手くとれています。実は左のSBのAbdulla Al Khalassy選手もかなり能力が高いです。両SBの攻守の能力が高いので、オーストラリア代表もなかなかチャンスを作れないくらいです。バーレーン代表の両SBはいいです。
Highlightsから
試合内容ですが、正直、荒れています。U-23ではなく国別代表になるので、結構ラフです。主審が若干試合をオーガナイズできていないので、カードが沢山出ています。もう少し上手く主審は試合を捌くべきだったと思います。ラフプレーが続くので、互いに複数の選手でいがみ合いになる場面や、削り合いがでてしまい、結果、試合の流れを主審が制しなかったので、最終的に、77分にKusini Yengi選手(Portsmouth F.C.)のレッドカードを誘発しています。
主審のレベルが試合内容に響いた感じですね。Yengi選手はレッド相当のファウルになります。競る時に思わず足があがって、相手の選手の首に若干跡が残るくらいに、危険なプレーになっています。試合内容の質が響いた結果だと思います。
19番のHarry Souttar選手(Leicester Cityですが、ローンでSheffield United所属です)のイエローもどちらかというとSouttar選手が痛む感じなのですが(本来なら)、主審が過剰に反応したカードになります。
試合数が多いので、主審のレベルで左右されるケースがあるのかなという感想を持ちました。
最終ラインの守備のほころびというのは、レッドが出るまでは、オーストラリアは基本的にないんです。

バーレーンのショートカウンターに対しても最終ラインで抑えきってしまう底力があります。
一方で、Talajić監督になってバーレーン代表が変化したところですが、被セットプレー時にできるだけ、GKの前のスペースを空けるようになりました。アジアカップの時とか、悲惨でしたからね。

アジアカップの時や、カタール大会の予選の時は、GKの邪魔になっているようなゴール前のディフェンスだったんですが。大分整理がなされています。
但し、守備ブロックをHighlineでというところまでは、むつかしいみたいですね。

Highlineを取るという整備の着手までが遠いので、ブロックをとにかく薄く、GKの邪魔にならないように、浅くブロックを引くようにしているみたいです。
以前に比べると大分ましにはなっています。
薄く、浅くという守備時のブロック形成になるので、オーストラリアも逆サイドの場所が空かず、フィニッシュまで苦労しています。Wingersの高い起点というのが、両サイド上手く有効活用できないんですね。スペースがないので。
時間帯によっては、オーストラリアがバーレーンの戦術ブロックのコンパクトさに引きずられてしまい、お互い狭い局面での攻防になってしまう時間帯も正直、多かったです。

おそらく、バーレーンからすると、この初戦は0-0でしのごうという試合のようにも、見受けられました。対オーストラリアで効果的な攻撃というのもなかなかむつかしいものがあるのが事実なので。
得点の場面に関しては、かなりシンプルに決めています。

コメンタリーでは19番のSouttar選手に当たってコースが変わってゴールとなっていますが。
おそらく、当たっていないような気がします。
結構むつかしい角度からではあるんですが、スピードに乗っているというところがシュートを決めた全てだと思います。さすがのキャプテンのRyan選手も反応できていません。
この後、オーストラリアも散々頑張るんですが、なかなか枠をとらえきれません。
この1試合と考えると、バーレーン代表は守備に割いている時間が長いので、攻撃のバリエーションというのが読めないんですね。
次節は、日本戦になるのですが。
瞬時のアジリティがあるというのは理解できるので、気をつけたい点だと思います。デュエルはタフですし。両SBも固いので、中国とのような試合運びが出来るかどうかはちょっとわからなかったです。
0-0で凌ごうという試合と、勝ちに行くぞという試合では内容が変わってくるので。
日本戦でどう試合に臨んでくるのかは未知数ですが。
出来れば、日本代表は失点ゼロで勝ち切りたいところです。VARがあるので、多少のラフプレイでもきちんとジャッジはなされるとは思いますが。
空気に飲まれないという姿勢は大事になると思います。